マネジメント心理(8):ドラッカーの”ミッション”説

■仕事をする意味を理解しよう:「ミッション」の心理

仕事をしている場面を考えてみよう。そこであなたは本当に幸せでしょうか?
こう問われたとき、日本での心理調査で「幸せ度」が、先進国中最低であり非常に低い値であることがわかっています。
なぜ、こんなに生活的には昔より豊かになったのに幸せ度は低いのでしょうか?
そこに問題意識を置いたときドラッカーの次の言葉にドキッとさせられるのではないでしょうか。

わたしは、煉瓦を積んでいます。
わたしは、壁をつくっています。
わたしたちは、建物をつくっています。
わたしたちは、教会をつくっています。
わたしたちは、人々の心を癒す空間をつくっています。

「非営利組織はミッションのために存在する。それは社会を変え人を変えるために存在する。非営利組織がミッションのために存在することこそ、忘れてはならないことである」
ミッションの重要性について、彼はそう主張します。組織がもつミッションは、組織の存在意義を明らかにし、組織の存在価値を決定付けます。

また、それは働く人に働く意味をもたらし働く人の意欲を創り出してくれるものです。続けて、
「ミッションは行動本位たるべきものである。さもなければ単なる意図に終わる。ミッションとは組織に働く者全員が自らの貢献を知りうるようにするものでなければならない」
組織は存在することが目的ではなく、外に対する貢献が目的です。自分たちの組織は社会でどんな貢献をしようとしているのか。

【執筆:匠英一】

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